イラクの景気とイラクディナールの関係
イラク国内でイラクディナールの流通量を管理するために積極的な口座開設を推し進めていることをご存じですか?
2019年の300万から2020年には600万の口座開設に倍増しています。
この倍増は、イラク国内の経済が安定化に向かっている証拠であり、各口座に入金されている紙幣はもちろんイラクディナールです。
なぜ、イラク政府が急速なデジタル化を推進しているかは、マネーロンダリング対策(テロ資金への流出防止)だけではなく、石油資源の海外輸出における収入を効率的に管理するためです。
そして、一番の目的は、イラク国内でイラクディナールが還流し始めたということでもあります。
下記の図をご覧ください。
2020年11月を起点に緩やかながら消費者物価指数(CPI)が右肩上がりに転じています。
消費者物価指数(CPI)とは、消費者が購入するモノやサービスなどの物価の動きを把握するための統計指標です。
国民のお金回りが良くなり、モノを買う人が多くなれば上昇します。
また、イラクの国内総生産(GDP)も順調に右肩上がりで推移しています。
国内総生産(GDP)は、その国のお金やサービスを通じて一定期間内に生み出された付加価値を測定する指標です。
このようにイラク国民の生活が豊かになってきている要因の一つは経済復興が挙げられます。
イラク証券取引所に上場している企業の数が2015年12月を起点に徐々に増え始めています。
さらに、イラクの実態経済をドル指標で表した国内総生産(GDP)は下記のように2016年12月を起点に右肩上がりで推移しています。
なぜ、ドル指標なのか?はこの記事が参考になります。>>イラクディナールの優位性を石油資源から考察してみた
イラクは、ハードデータ(公的機関が公表している信頼性が高いデータ)をもって確実に景気が良くなっていることがわかります。
あなたは、まだイラクディナール投資に二の足を踏んでしまっていませんか?
このブログでは、テレビやニュースメディアでは語れることが少ないイラクディナールの価値と可能性について考察した記事を更新しています。
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