「干支学」とは、東洋哲学のひとつで現在における「占い」のような類ではなく時代の流れを読み解く『知恵』です。
「干支」は、子(ね)→丑(うし)→寅(とら)→卯(うさぎ)…と12種類の動物が毎年、巡ってくる干支(えと)で正確には十二支(じゅうにし)と呼びます。
さらに詳しく暦を見ると、子→甲子(きのえね)、丑→乙丑(きのとうし)…というように十二支の前に10種類の見慣れない文字があり、これを十干(じっかん)と呼びます。
十二支と十干を組み合わせると60種類の組み合わせがあり、これを六十干支(ろくじっかんし)と呼び、干支学のベースになる考え方です。
この六十干支が巡る年の流れは、世の中で起きる様々な事象と一致しており、投資で儲けている層は必ず時代の流れを読み解く六十干支の知恵を頼りに投資を成功させています。
(この干支学の根底にあるのは後述する古代中国の思想体系「陰陽五行論」があります)
ここで六十干支でコロナウイルスが流行し始めた2020年を見てみると「庚子(かのえね)」の年で「真っ暗闇の冷たい夜」を指しています。
「子(ね)」の年は、『はじまりの年』と言われており、戦国時代の終焉の引き金になった関ヶ原の戦いが起きた年でもあり約265年間続く徳川幕府のはじまりの年でもあります。
この1600年の年は、まさに「庚子(かのえね)」の年です。(谷底に地上の光が差し、はじまりの鐘が静かに鳴り響く年)
ユダヤ人における現在の金融覇権のはじまりとなった阿片戦争も「庚子(かのえね)」の年(1840年)です。
つまり、”何かをはじめると長く栄える”という暗示が干支学から読み取れるということです。2020年の谷底から年を追う毎に右肩上がりで昇っていく年がもうはじまっています。
これから数年に渡って投資をするには最適な年が続くということです。なんだかワクワクしてきますね!
あなたは投資をはじめていますか?
投資で成功するだけなら、前述のように干支学や陰陽五行論を勉強する必要はありません。
投資に関連する五行と六十干支を追っていけばおのずと投資チャンスがわかってきます。イラクディナールをいつ購入し、いつ換金すればいいのかの目安にもなるはずです。
カギとなる五行は「火」です。
2つ目の「株式を買わない」とは、言葉の通りの意味です。
前述の通り実体経済とかけ離れつつある昨今の株式市場における投資においては、干支学の知見が必ずしも有効に働くかは疑問です。
そこで僕は、何年も前から五行のサイクルに準じて投資対象を決めて今日まで株式投資ではなくイラクディナールを買い進めてきました。
ここで干支学の根底にある古代中国の思想体系「陰陽五行論」の五行を少し解説したいと思います。
生命の源である「水」は、「人」を作りました。
人は、「木」と表現され、「火」を作りだします。
火は、人の活動(経済=景気)を指しています。
火の活動を終えると(人の寿命が尽きると)、「土」還ります。
土は、”母なる大地”であり、人を生みだす源です。
投資で成功をするには、「火」の五行をもつ年と月に行動することがポイントです。
火は、景気をつかさどる五行だからです。
下記の表を見て下さい。
矢印(→)は、「相性」といい、「生み出す」ことを示すベクトルです。
火は土を生みだします。
つなわち、景気が後押しして現代五行の事象を活発にするという解釈です。
僕は、この「土」がイラクのバクダット地域を指す「土地」や「紙幣」と考えています。
この記事(イラクディナールは買うべきなのか?)にも書いた通り、イラクの出生率は他国に比べて群を抜いています。
人が増えれば増えるほど、「火(景気)」が盛んになります。
盛んになった火(景気)が生み出すものは、そこに存在する「衣食住」の繁栄であり、繁栄を下支えするものは『土地』や『紙幣』であることは容易に想像できます。
僕は、このように未来を先取りした先行投資に干支学を用いることでイラクディナールとイラクの繁栄を見守っています。